サラダ尽くし
ブランデンブルク協奏曲第6番のフィナーレ第三楽章の話。学生時代にレッスンの集大成としてヴィオラの先生と取り組んだ。21小節目、ヴィオラ2本のソロが掛け合いを始める場面。掛け合いの入りが遅れない呪文として先生が教えてくれた。
「ポテトサラダ」「タマゴサラダ」「トマトサラダ」だ。これでサラダ尽くし。「歌ってごらん」と言われたものだ。「歌えなければ弾けないよ」と。効果は劇的だ。
各サラダのうち、「サ」にアクセントが来るというのも理にかなっている。もちろんヴァリエーションはある。「野菜サラダ」「ゴボウサラダ」でもいいのだが「ツナサラダ」「ハムサラダ」「シーザーサラダ」は使えない。素材3文字のサラダでないと具合が悪い。
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