キーコントロールの謎
移調して歌うことが歌曲にのみ許されたかという話からおバカな思い出話にそれる。
カラオケ伴奏のキーを自分のキーに合わせて調整出来る機能がある。今や当たり前で珍しくも何ともない。この機能が世の中に出始めた頃の話だ。昨今のマシンでは、リモコンで操作した結果が画面に表示されるのだが、昔はそうではなかった。
私もキーを変えたくなった。やってみたがイメージと違うのだ。1音くらい低く出来ればいいのに低過ぎてしまうのだ。その場は笑ってごまかしたが長くトラウマになって残った。謎が解けるのに5年以上かかった記憶がある。
キーコントロールをするリモコンにはボタンがついてる。高めるにしても低めるにしてもそのボタンを押すのだが、このボタンがいけない。高めるほうには「♯」低めるほうには「♭」が描かれている。1音低くしたいと思った私は「♭」を2回押してしまっていたのだ。実際の移調と同じノリをキーコントロールのボタン操作で再現したのだ。実際の楽譜では「♭」を2個付けることで1音低い調に移行するのだ。ハ長調が変ロ長調になるのと同じ理屈だ。半音下げたい時に「♯」を5回押していたのだ。訳が分からなくなるのは当たり前である。
ここでいう「♯」や「♭」は単に「高める」「低める」の意味だ。胸のわだかまりはなくなったが、カラオケが上手くなった訳ではない。
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