賛美歌集の索引を見ていて驚くべき発見があった。賛美歌第二編の59番「すべてのもの統らすかみよ」という賛美歌がブラームス第一交響曲フィナーレの主題だった。
オリジナルのハ長調をト長調に移調しているけれど、紛れもなく「ブラームスの歓喜の歌」だ。1918年にErnestine Hoff Emrickという人が編曲していた。ブラームス本人の死後だから、厳密にはブラームス作曲の賛美歌とは言えない。ブラームスを代表する旋律を後世の人物が賛美歌に仕立てたということだ。
器楽由来の旋律を歌に移殖する場合、あるいはその逆において、移調はもはや一般的かと思われる。
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