ドイチュ先生
ドイチュ番号で思い出した。著者オットー・エーリヒ・ドイチュではなくヘルムート・ドイチュ先生のことだ。歌曲伴奏の第一人者として長く君臨する。実は彼こそが書籍「ブラームスの辞書」の生みの親だ。一連の経緯は下記の通り。
ドイチュ先生の著書は「伴奏の芸術」という。
この本の28ページに「ブラームスのダイナミクスの指定は並外れて変化に富み、それを全部書き出してリストにするのも、おそらく価値があるのではと思われる」と書いてある。書籍「ブラームスの辞書」の執筆に踏み切れずに迷っていた時、この部分に触れて背中を押された。
だから出版後、なんとしても先生に進呈したいと欲しての突撃であった。奥様にも進呈したお礼にとサインまでいただいた。
ここに掲示するわけにもいかないが、ご夫妻との記念写真が今も私の宝でる。
今、シューベルトの記事を発信するにあたってもう一度読み直している。ドイチュ先生はシューベルトの記述に特段の愛情をささげておられる。これも縁。
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