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2021年7月 6日 (火)

D946

「3つのピアノ小品」という。構成は下記。

  1. 変ホ短調
  2. 変ホ長調
  3. ハ長調

1番の自筆譜の日付から死の年1828年の作曲だと考えられている。出版は没後40年を経た1868年。スケッチの状態で発見されたものを編集して出版にこぎつけたが、この時の編集者はなんとなんとブラームスだった。1862年のウイーン進出直後からしばらく続いたシューベルト研究の成果と位置付け得るのだが、当時ブラームスの名前は伏せられていた。

タイトルに明記こそされないが、事実上の「即興曲」だ。1番変ホ短調は、ブラームスのピアノ作品演奏では一番のお気に入りペーターレーゼルの全集に入っていたのを聴いて、望外の収穫だと狂喜した。根拠不明ながらブラームスのインテルメッツォの遠い先祖な感じがする。出版せねばと思い込んだブラームスの着眼が嬉しい。2番変ホ長調は、ブラームスのop117-1変ホ長調のインテルメッツォ然とした風情で立ち上がる。旋律が3度で重ねられるのもブラームスっぽいなどと言っていると中間部のしゃれたいでたちにハッとさせられる。3番ハ長調はブラームスのop116-1のようなリズムのいたずら。聴いた感じと楽譜の落差が際立つ。

3曲とも小洒落たと言うか、気が利いている言うか、垢ぬけてると言うか、シューベルトの公式な即興曲と何ら遜色はないどころか、今やこちらの方がお気に入りだ。

レーゼルもレーゼルで、全集のボックスに収録されたシューベルトの中にソナタや即興曲もなく、小品が少しばかりにとどまっている中、この3曲はキッチリ入っている。ブラームス全集には定評のある人だから、ブラームスの手による編集ということで特段の愛着があったのかもしれないと勘ぐっている。

ブラームスとシューベルトの深い絆を象徴するエピソード。

なんだか温まってきた。

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