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2021年8月17日 (火)

華麗なる伴奏者

ご自身の著書「シューベルトの歌曲をたどって」の中で、伴奏者ジェラルド・ムーアを絶賛している一方、実際の録音を見てみると、ジュラルド・ムーア先生ばかりでもないとすぐわかる。我が家にあるCDだけでも以下の通りだ。

  1. アルフレート・ブレンデル
  2. イエルク・デムス
  3. ウォルフガング・サヴァリッシュ
  4. カール・エンゲル
  5. クリストフ・エッシェンバッハ
  6. ダニエル・バレンボイム

ピアノソリストばかりか指揮者としても有名な人、いわゆる大物が惜しげもなく並ぶ。これはフィッシャーディースカウ先生自身が、超大物であることの反映だ。伴奏を務めることがピアノ奏者としても名誉であると考えられていそうだ。1899年生まれのジェラルド・ムーア先生はディースカウ先生にとっても先輩格だが、これらの面々はむしろ後輩にあたる。大歌手の名声が確立した後も、当代の名手と組むことで研鑽を怠らないということだろう。

 

 

 

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