月を歌う
間もなく中秋の名月だ。シューベルトの歌曲の中で中秋の名月とまではいかずとも「月」を歌った作品が散見される。テキスト全文を確認できないからひとまずタイトルに「月」(Mond)が現れる作品をD番号順に列挙しテキストの供給者を添える。
- D141 月の夕べ/クンプ
- D193 月に寄す/ヘルティ
- D238 月の歌/コーゼガルテン
- D259 月に寄す/ゲーテ
- D296 月に寄す/ゲーテ
- D468 月に寄す/ヘルティ
- D614 秋の夜の月/シュライバー
- D870 さすらい人が月に寄せて/ザイドル
タイトルに「月」が現れるだけで8曲だ。目立つのは「月に寄す」が4つあることだ。オリジナルでは「An den Mond」という。不思議なことにゲーテとヘルティが2曲ずつ。ゲーテは同テキスト異曲。同じテキストに2通りの付曲という現象。対するヘルティは同タイトル別テキスト。テキストまで深堀しないことには何とも言えないが少なくとも「太陽」よりは多そうだ。
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