連弾王
シューベルトを「裏ワルツ王 裏」と認定した勢いで続ける。作品全体を見渡して感じるのはピアノ連弾曲が多い。短い作品が多いが、数が多いのでCD5枚組になるかもしれない。
ブラームスが世に出たきっかけ「ハンガリア舞曲」はピアノ連弾だった。作品39の「ワルツ」もオリジナルは連弾用だ。管弦楽や4重奏以上の室内楽には連弾バージョンが存在するが、シューベルトはもっと多い印象。D番号順にざっと拾っておく。
- 幻想曲ト長調 D1
- 幻想曲ト短調 D9
- 幻想曲ハ短調 D48
- 6つのポロネーズ D599
- 3つの英雄的行進曲 D602
- ロンド ニ長調 D608
- ドイツ舞曲と2つのレントラー D618
- フランスの歌による8つの変奏曲 D624
- 序曲 ト短調 D668
- 序曲 ヘ長調 D675
- 3つの軍隊行進曲 D733
- グランデュオ D812
- 自作主題による変奏曲 D813
- 4つのレントラー D814
- ハンガリー風ディヴェルティスマン D818
- 6つの大行進曲 D819
- フランス風主題による変奏曲 D823
- 6つのポロネーズ D824
- 大葬送行進曲 D859
- 英雄的大行進曲 D885
- 子供の行進曲 D928
- ファンタジーヘ短調 D940
- アレグロイ短調 D947
- ロンドイ長調 D951
- アレグロモデラートとアンダンテ D968A
- 2つの性格的な行進曲 D968B
すごい量。シューベルトを「連弾王」とひそかに認定する。念のために申し添えると独唱者一人にピアノ連弾の伴奏というケースは一つもない。
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