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2021年10月 5日 (火)

整理の都合上

作品一覧表であれば致し方ない面もある。「49のドイツ民謡集」WoO33は、独唱歌曲とは区別されている。歌手一人とピアニスト一人のアンサンブルでありながら位置づけも扱いも厳然と区別されている。

ブラームスは民謡を採譜し、伴奏と和声を付与したという位置づけだから作品番号が奉られていない。にもかかわらず、この歌集にはジムロック社から15000マルクが支払われている。それでもブラームス創作の歌曲の単価よりは低く抑えられている。

歌曲とともに民謡にも親しんできた経験から申し上げると、およそ歌手一人ピアニスト一人のアンサンブルとして味わう場合、民謡と歌曲の区別に意味はないように思える。旋律がブラームス本人の創作でない点に目をつむれば、可憐な和声や小粋な伴奏を付与したブラームスの功績は小さくない。これを民謡だからと言って身構えて考えるのは、鑑賞の邪魔でしかない。

一部の歌手たちもその点心得ていると見えて、自らのCDでは独唱歌曲群の中にさりげなく民謡を取り入れている。何の先入観も無く聴いたらどれが民謡かをあてるのは難しいと思われる。歌曲で全集を録音し、民謡でもまた全集を出してしまう御大ディースカウは別格として、歌曲民謡を問わず気に入った作品を、興の向くままに取りそろえたCDというのも味わい深いものがある。

昨日の記事で紹介した小山由美先生のコンサート でも全16曲の冒頭4曲が民謡だったが、まったく違和感なくなじんでいた。冒頭「その谷の下で」が始まった瞬間の鳥肌の説明が難しい。

民謡と歌曲の区別は単なる整理の都合に過ぎないと、最近心から思う。

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