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2021年11月21日 (日)

シューベルトのセレナーデ

昨日の記事「独訳シェークスピア 」で、シェークスピアの劇中ではセレナーデとなっているのに、もっぱら冒頭テキストで語られる作品だと書いた。シューベルトにはもっと有名な「セレナーデ」があるというのがその理由に違いあるまい。「シューベルトのセレナーデ」とも言われれるのは、歌曲集「白鳥の歌」の第4曲だ。同曲集最初の7曲はレルシュターブのテキスト。元々はベートーヴェンの遺作にあったのをシントラーが発見し、人手を介してシューベルトに渡ったものという。ベートーヴェンに作曲の意志があったものをシューベルトが受け継いだとまことしやかに語られることも多い。

ニ短調8分の6拍子の超有名曲。他の曲はともかく「セレナーデ」に関してお叱りも覚悟で申し上げるならば、ベートーヴェンが作曲しなくてよかった。それほどに不滅のセレナーデだ。

「セレナーデ」は、お目当ての女性の窓の下で男が求愛する歌。欧州では古来定型化し、おびただしい作品が残る。ウエストサイドストーリーの「バルコニーシーン」もこの系統だ。シューベルトのは史上最高のセレナーデ候補に相違あるまい。

様式化された恋の始まり。となると我が国の古典和歌にもぴたりと該当する。部立「恋」は「春夏秋冬」と並ぶ勅撰和歌集の根幹だ。恋の進行があらかじめ規定され、実際の恋の経験とは別とばかりに割り切って詠まれるもの。求愛してきたのがいかに意中の男でも「あちこちで浮名をききますわよ」と「ひとまず拒絶」あるのみ。逢瀬を遂げても「秋風とともに飽きられ」というプロセス。残された膨大な恋のやり取りを見て、現代人が「なんて恋多き女」などという色眼鏡で見るのは明治以降の「写実第一主義」の弊害と見る。

しばらく恋の歌を続けてみる。

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