アデライーデ
マティゾンのテキストにベートーヴェンが曲を付けたのが1795年頃とされていて、出版は1797年。詩人本人に献呈されている。アデライーデは女性の名前で、恋人を自然の美しさの中で讃美する内容だ。欧州の紙価を高めたと見えて、版が重ねられイタリア語やフランス語にも訳されたという。
もしやと思ったが同じテキストにシューベルトが曲を付けていた。D95を背負っていて作曲は1814年のことだ。
中学高校とベートーヴェンにのめりこんでいた頃に聴いた記憶があるけれど、今比較するとシューベルトの方がいい。流れる感じがする。
もはや脳味噌にシューベルト補正がかかっているかもしれない。
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