ホルン伴奏という発想
ブラームスはと言えばあきらかにホルン好き。オケの中の見せ場には事欠かない上に、室内楽にだってホルン三重奏という稀有な出番がある。ホルンとハープを伴奏に据えた凝った合唱作品だってある。ところがシューベルトも負けていないという事例に出会った。ホルンを伴奏に従えた作品がSingphonikerの「男声パートソング全集 」に収録されていた。それらをドイチュ番号順に列挙し、編成とテキスト供給者を添えておく。
- 五月の歌 D199 バリトン2、ホルン2 ヘルティ
- 五月の歌 D201 バリトン2、ホルン2 ヘルティ
- 朝の星 D203 テノール、バリトン、ホルン2 ケルナー
- 狩人の歌 D204 テノール、バリトン、ホルン2 ケルナー
- リュッツォの幻の騎馬隊 テノール、バリトン、ホルン2 ケルナー
- 森の夜の歌 D913 テノール2、バリトン2,ホルン4 ザイドル
いやもうご機嫌だ。森やら狩やらが相応しいとシューベルトも考えていたようだ。ホルン2または4で伴奏になってしまう。アカペラともピアノ伴奏とも違った味わいと奥行き。
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