今年の3人
今年とは2021年だ。
未曽有のコロナパンデミックに振り回されたと記憶されるに違いない今年を象徴する3人。
一人は将棋の藤井四冠。19歳にしてこの偉業。将棋の強さだけではない。対戦相手への敬意、いや将棋への敬意なのだろう。AIの取り込みぶりがやけにクローズアップされるが、破綻のないインタビューへの対応にもただただ感服する。高校球児たちと大して変わらぬ年齢で、言葉遣い語彙とも見事なものだ。甲子園で勝利のインタビューを受ける球児のあどけない発言と対極にある。こうした立ち居振る舞いはAIなんぞでは身につくまい。
お次はMLBロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。もはや業績は繰り返すまい。彼の活躍のニュースで何度目覚めただろう。受賞の栄誉は10冠とも11冠とも聞く。
いかんいかん若い2人のヒーローに夢中になった。
3人目を忘れるところだった。
それはフランツ・シューベルトだ。
ブラームスさんにもバッハさんにも根回しを終えている。二人とも賛成してくれた。事実上のシューベルト特集は明日まで。
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