7回おいしい
生涯の趣味としての音楽、ニアリーイコールブラームスは私に6重の楽しみをもたらしてくれる。
- 「聴く」:中学時代に端を発するもっとも根源的な音楽の楽しみ。クラシック音楽に立ち入った当初はベートーヴェン大好き状態だった。
- 「弾く」:大学入学と同時にオーケストラに入団し、ヴィオラを習い始めたことによって弾く楽しみに目覚めた。今もって技量は怪しいが、楽しみは深くて広い。
- 「読む」:楽器を習い始める以前からスコアを読む楽しさには気付いていた。楽器を始めてから譜読みの楽しさに目覚めた。
- 「打つ」:ブラームスの楽譜上の諸現象をパソコンを駆使して分析する。「読む」をさらに深化させ、「聴く」や「弾く」にも影響を与えることになる。
- 「書く」:「ブラームスの辞書」の執筆とともに始まった。本の執筆は終わったがブログの記事の更新は今やライフワークでさえある。
- 「飲む」:ブラームスを肴に仲間と盛り上がる。
残念ながら「作る」つまり作曲だけは諦めているが、ブラームスは私にとって6度おいしい宝物だ。残すところがない魚みたいなものだ。さらに加えて7つ目の楽しみに挑戦したいと思っている。それは「歌う 」だ。ブラームスの残した歌曲を思い切り歌ってみたいのだ。あるいはドイツレクイエムに合唱で参加するのもありだ。
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