ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 番付編成会議 | トップページ | 歌の経験 »

2022年1月 8日 (土)

雪のメッセージ

今年の元日。母の姉、私の伯母が静かに息を引き取った。母と6つ違いの92歳。三が日が明けるのを待っていたのだろう。4日朝、従兄が母に電話をくれた。明らかに取り乱した母が在宅勤務中の私に知らせてきた。「お姉さんが死んじゃった」「こたつで横になって静かになくなったって」「年末には電話で話したのに」「6日に火葬場だって」と私に告げる。「都内とはいえ電車を乗り継いで行くのは無理なんで、お顔見に行けない」と。

思えば仲のいい姉だった。「戦争中は一家を代表して買い出しに行ってくれた」が口癖で何度聞かされたことか。私もいろいろと世話になった。

5日と6日の勤務の具合を見て、5日午後に母を連れてゆくことにした。葬儀場に安置された伯母にお別れをしようと提案すると母はいくらか落ち着きを取り戻した。異論があるはずもない。お骨になる前にお顔を見ねばならない。やっておかねば心に傷が残るに決まっている。

行ってよかった。穏やかなお顔を見て話しかける母。「ありがとう」「やすらかに」「がんばったね」と言葉が途切れない。火葬当日ではなかったので従兄姉2人ともゆっくり話ができた。「叔母さんが来てくれて本当に良かった」「お母さんの分まで元気で長生きしてね」と励まされて涙を拭かずにうなずく母。我ながらよい判断ができたものだ。

けじめがついたとはこのことだろう。帰りの車の中で母はいつもの母に戻っていた。行かなかったらきっと「ああお顔を見ておけば」とか「お別れも出来ずに」とか、今後ずっと引きずっていたに違いない。人の死について回る一連の儀礼は、後に残る者のためにあるとつくづく思った。

一昨日6日は火葬当日。ほどなく東京は1月としては異例の積雪。母は積る雪を見ながら「お姉さん」とつぶやく。そう、この雪は伯母から私への「お母さんを大切にしなさい」というメッセージに決まっているではないか。

« 番付編成会議 | トップページ | 歌の経験 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 番付編成会議 | トップページ | 歌の経験 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ