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2022年1月14日 (金)

時計回り

記事「旋回の向き」で、19世紀ウィーンではしばしば「左旋回ワルツ」が禁止されていたと書いた。男女の密着度が増すことから、風紀を懸念する人々による政策だ。このとき「左旋回」がただちに「反時計周り」を意味するのかについて、断定を避けておいた。

ウィーンの舞踏会の写真を見ると、女性の腰に回されるのは男性の右手のようだ。向かい合う女性の腰に右手を回したところをご想像いただく。このときもし「時計回り」をすると、回した右腕が振りほどかれる方向にモーメントが発生する。つまり密着度は下がる。

一方「反時計回り」の回転では、右腕は女性の腰をより強く抱えるようなモーメントになる。つまり密着度が増す。だから「左旋回のワルツ」が高密着を理由に制限されるなら、その回転は「反時計回り」であるとみていい。男性の利き腕に関係なく、右腕が腰に回されるからこそ、「左旋回ワルツ」を一律に取り締まったのだ。

たぶん。

おバカな話題だが割と真剣。

 

 

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