守護聖人
膨大な数に上るであろう信者の願いを聞き届けるには、神一人ではさすがに忙しいからかどうか判らぬが、キリスト教圏とくにカトリックでは守護聖人の概念が浸透している。特定の地域、特定の職業、あるいは特定の条件を満たす人毎に担当が決められている印象だ。それが守護聖人である。彼等は神ではなく人間だ。
ブラームスにゆかりの深いところで申すと下記の通りだ。
- ハンブルク 聖マリア
- ウィーン 聖シュテファン
- 音楽家 聖セシリア(イタリア語だとチェチーリア)
聖クララは目を病む人々の守護聖人だし、聖アントンは養豚業者の守護聖人になっている。肉屋の長男がアントニンなのはつくづく理論的だと思う。ちなみに日本の守護聖人はフランシスコ・ザビエルだ。
私の守護聖人はもちろんヨハネス・ブラームスである。
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