某古書店をうろついていて、うれしい掘り出し物に出会った。
1982年に刊行された「坂東ドイツ人捕虜物語」という書物。第一次大戦の際、中国・チンタオで捕虜になったドイツ兵の物語。米国の研究家の本を和訳したもの。第九日本初演で名高い徳島坂東のお話を、米国人が冷静に淡々と描いている。訳もいいのだろう。爽やかな余韻に浸れる。特に印象深いのは「彼らは捕虜としてやってきて、友として去っていった」というフレーズだ。
今戦争を考えている。
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