練習番号
室内楽や管弦楽の楽譜に記された目印。番号ではなくてアルファベットのこともある。音楽進行上の区切りのよい場所に置かれて、練習の際演奏者や指揮者が話題の箇所の認識を統一するのに重宝である。
1番括弧や2番括弧の始まりあるいは、複縦線のように、簡単に言葉で指し示すことが出来る場所には置かれない。小節番号を言うやり方は、休みの多いパートにとっては必ずしも簡便な方法とは言えないから、練習番号は貴重である。効率的な練習のためにあると断言出来るだろう。だから「練習番号」と言うのだ。
今更人に訊けない疑問がある。作曲家自身が練習番号の位置を指定しているのだろうか?ブラームスの諸作品にも作品番号が出現するが、これはブラームス本人の指定によるものなのだろうか?
「ブラームスの辞書」では、練習番号は収録の対象外としている。つまり練習番号の指定にブラームス本人は関与していないという立場だ。
気になり出すと落ち着かない。
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