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2022年5月20日 (金)

基本形の構成比

ブログ「ブラームスの辞書」は昨日、バロック組曲における「舞曲配置の基本形」を下記の通り定義した。

  1. 「アルマンド」「クーラント」「サラバンド」がこの順序で連続すること。
  2. 「ジーク」が終曲に据えられること。

これがどれほど基本形なのか、バッハを例に検証する。バッハ作品中「舞曲の集合」という体裁を採用した作品は下記の通り、35作品ある。

  • イギリス組曲 6曲
  • フランス組曲 6曲
  • パルティータ 6曲
  • フランス風序曲 1曲
  • リュート組曲 2曲
  • 無伴奏ヴァイオリンのパルティータ 3曲
  • 無伴奏チェロ組曲 6曲
  • 無伴奏フルートのパルティータ 1曲
  • 管弦楽組曲 4曲

これら35曲のうち、定義1「アルマンド」「クーラント」「サラバンド」の連続を満たすのは、26曲ある。定義2「ジーク」を終曲に置くのが、24曲だ。定義1と定義2どちらも守っているのは、21曲となり、60%ちょうどとなる。

 

 

 

 

 

 

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