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2022年6月 4日 (土)

舞曲順序の矛盾

フローベルガーのチェンバロ組曲を集めたCDが手元にある。「14の組曲ストラスブルク手稿譜」だ。成立は1675年で、フローベルガーの没後に写し取られた楽譜だ。チェンバロ組曲14作が収められている。その舞曲の並び順を以下に示す。調性とアドラー番号を添付する。A:Allmande/C:Courante/S:Sarabande/G:Gigue

  1. イ短調 Suite15 AGCS
  2. ホ短調 Suite27 AGCS
  3. ニ短調 Suite13 ACSG
  4. ト短調 Suitee18 AGCS
  5. イ短調 Suite1   AGCS
  6. ヘ長調 Suite17 AGCS
  7. イ短調 Suite28 ACSG
  8. ニ長調 Suite11 AGCS
  9. ハ短調 Suite19 AGCS
  10. ニ短調  Suite2 AGCS
  11. ト短調 Suite14 XCSG
  12. ト長調 Suite16 AGCS
  13. ホ短調 Suite23 ACSG
  14. イ長調 なし   ACS

11番目Suite14の第一楽章は「Lamnento」となっている。14番目はアドラー番号なしで、全体が3つの楽章でできている。

一見してAGCSが多い。14曲中9曲が「Allmande」「Gigue」「Courante」「Sarabande」という順序になっている。一方、フローベルガーが確立したとされる「ACSG」はわずか3例に過ぎない。フローベルガーが確立したはずの曲順になっていない組曲の方が3倍も優勢だ。

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

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