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2022年6月 2日 (木)

テルプシコーレ舞曲集

舞曲は、バロック時代の世俗器楽作品の中枢を占める。原産国、拍子、テンポなど多岐にわたりとても楽しい。踊りの性格を徐々に薄め器楽作品のジャンルに特化していたこと周知のとおりだ。

我が家所有のCDで最古の舞曲が「テルプシコーレ」舞曲集だ。ミヒャエル・プレトリウスが1612年に出版したもの。「Terpsichore」と綴る。ギリシャ語で「舞踏の女神」に由来する。300を超える舞曲集なので我が家のCDは全集ではない。フランス宮廷で演奏されていた旋律集の性格を帯びている。プレトリウスは厳密には編曲者であり、作曲者ではない。旋律を示され、内声やベースラインを付与したに過ぎないという。旋律をベースライン付きで受け取ったか、旋律だけを受け取ったのかが明示されているという。この手の厳密さはブラームスのハンガリア舞曲に対する姿勢と共通するものがある。

本曲集の後に、イタリア、ドイツ、スペインの舞曲集を出す予定だったが実現していない。

ブックレットに現れる舞曲名を列挙する。

  1. Passamezzo
  2. Gaillarde
  3. Boure
  4. Bransle
  5. Philou
  6. Ballet
  7. Pavane
  8. Courrante
  9. Sarabande
  10. Volte

バッハにもみられるのが、ガイヤルド、ブーレー、サラバンド、クーラントなどだが、フロ-ベルガーの規格を構成するジーク、アルマンドが見当たらない。ガヴォットもない。全300のリストがないからこれ以上の推測は野暮というものだ。

イタリア、ドイツ、スペインの舞曲集が出ていたらどんなに楽しかったことか。

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