ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲を、無伴奏チェンバロ協奏曲に編曲した中の一作。
原曲は「調和の霊感」op3-12ホ長調だが、バッハは編曲にあたってハ長調に転調している。バッハが編曲の対象を選ぶ際の根拠は不明だが、この曲を選んでくれた幸せをかみしめるべきだ。
特にだ。特に第二楽章は、神のなせる技かと。
最初にヴァイオリンに現れるリズムが、楽器を代え音高を代え、エコーのように5回繰り返される。フーガでもないところがバッハとは違うところだ。それでいてバッハが協奏曲の緩徐楽章で披露する奥行きと何ら遜色がない。
これに続く独奏ヴァイオリンのつぶやきはただ事ではない。
ヴィヴァルディおそるべし。
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