3大ラルゴ
ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲のお話。それも作品番号付きの範囲で。ヴィヴァルディのコンチェルトは「急緩急」の3楽章制が基本だと繰り返し説明されている。中間2楽章が緩徐楽章となることが漢字3文字で言い表されている。
ブラームスに慣れた耳には新しいのだが、その緩徐楽章には「Largo」が頻繁に現れる。ブラームスはアンダンテやアダージョが優勢なのでいやでも目に付く。
本日は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の「3大ラルゴ」を私的に選定する。
- 第1位 「調和の霊感」op3-12ホ長調
- 第2位 「四季」op8-4ヘ短調「冬」
- 第3位 「ラチェトラ」op9-4ホ長調
結果だけをお示しすると素っ気ない。1位はかなり鉄板だった。今までに何度も言及してきた。第2位は、いわゆる「冬」の二楽章だ。大好きな「調和の霊感」op3-9ニ長調の第二楽章は「Larghetto」なので門前払いになった結果、3位は激戦だった。同じくop9「ラチェトラ」の7番変ロ長調の第二楽章と迷った。皇帝カール6世に献呈されているだけのことはある「ラチェトラ」だ。
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