連休のCD
いやはや驚いた。連休中にはまったCDの話だ。「フィガロの結婚」の全曲版。エーリヒ・クライバー指揮のウィーン国立歌劇場。1950年代の録音でかろうじてステレオ。かの名高いカルロス・クライバーのご尊父の指揮ということで何気なく手に取ったが大当たり。フィッシャーディースカウとプライが丁丁発止でやりとりするベーム盤が長らく脳内定番だったが、それに匹敵。私の脳味噌にディースカウ補正がかかっていなければこちらに軍配かもしれぬ。慣れないと伯爵とフィガロが聞き分けられない点だけが課題だが、そりゃこちらの耳のせいだ。
ご子息カルロス・クライバーがこの作品の録音を残していないのは父を恐れてのことかもしれない。
おまけにだ。このほど部屋の整理をしていて「フィガロの結婚」のフルスコアが出てきた。黄ばみが激しいがこれで十分だ。
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