ラテン語のタイトル
ラテン語は古代ローマで話されていた言葉。欧州の標準語の位置づけで、ドイツにおいても学校ではラテン語の授業があった。音楽で言うなら「レクイエム」などキリスト教関係の作品でもおなじみだ。
バロック時代の中期までは、ドイツ人作曲家の中には作品をラテン語で出版する者もいた。例えばシュメルツァーだ。
- Saco-Profanus Concentus Musikus,Norinbergae 1662
- Duodena Selectarum Sonatarum,Norinbergae 1659
- Sonata unarum fidicum
それぞれ下記の意味。
- 聖と俗の音楽的協和 ニュルンベルク1662
- 12の選ばれたソナタ ニュルンベルク1659
- 一声のためのソナタ
という具合だ。
いやあ、なんだかありがたみ100倍だ。特にだ。「Norinbergae」がニュルンベルクの古形だと知識としては知っていたが実際使われているのを見ると胸熱だ。
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