金剛寺
神奈川県秦野市にあるお寺。創建は1219年。源実朝の首を埋葬したことから始まったとされる。公暁が暗殺後に持ち去ってこんなところにということだ。実朝座像もあるし、実朝の首塚という遺跡も近所にある。
鎌倉幕府の正史「吾妻鑑」はこのあたりの事情には沈黙しているが、やけに説得力がある。
実朝の首をもってやりましたとばかりに三浦泰村に見せに行く途中で無念の死を遂げた公暁。刺客は泰村手配ともいわれる。このあたりの手回しの良さが気になる。持ち物の首は刺客に渡らず、三浦氏と仲の良くない武氏の手に渡り、同家の領地に持ち帰られてそこで埋葬されたらしい。
それが金剛寺だという。
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