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2022年9月 6日 (火)

自認

「自分で認めること」と解してまさか大きくはずしていることはあるまい。

ブラームスの作品に親しく接する後世の愛好家や評論家、あるいはひょっとして演奏家が、ブラームスをベートーヴェンの後継者と位置づけることがままある。作品をいろいろ分析した結果、このように評価する人がいることを妨げるつもりはない。

私自身もそう思う。けれどもブラームスの姿勢を調べて行くと、過去の作曲家に対する敬意や、それら作品の研究ぶりを見るにつけ、ベートーヴェンだけを取り立てて扱うことには違和感も感じる。

ましてや、ブラームス本人がベートーヴェンの後継者を自認していたとまで断言されると、一寸バッターボックスをはずしたくなる。

ピアノソナタ第1番とハンマークラヴィーアソナタ冒頭との関係や、第一交響曲作曲の経緯には、ベートーヴェンとの関連を伺わせる要素が存在しそうだが、それだけで後継者を自認していたとまで申しては飛躍が過ぎると感じる。交響曲の作曲にあたって、ベートーヴェンの9つの先例に負けない出来映えを目指したことは確実だが、第1番以外の3曲では、そうした力みもあまり感じられない。ベートーヴェンとの関連が必要なのは周囲の愛好家ばかりで、本人はそうでも無かったなどと無惨な想像もしたくなる。

そもそも過去の作曲家、ましてやベートーヴェンクラスの大物を挙げて自らを後継者に据えるなど、慎重派のブラームスでは考えにくい。

後世の人々の評価と本人の自認とは厳密に分けるべきだと思うが、その点曖昧な議論が多いとも感じている。注意が必要だ。そこがあいまいな方が好都合だなどという後世の事情もあるかもしれぬ。

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