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2022年10月28日 (金)

勅撰出典ランキング

実朝が参考にした歌の作者についてランキング化した。大変興味深いランキングではあるのだが、446首が詠み人知らずということもあり、作品の出典をキーに分析を試みる。勅撰和歌集に万葉集を加えた9つの歌集について、成立年代順に列挙し、実朝参考歌の出現数を添えておく。

  1. 万葉集 783年 282首
  2. 古今和歌集  905年 357首
  3. 後撰和歌集  959年 44首
  4. 拾遺和歌集  1007年 124首
  5. 後拾遺和歌集  1086年 29首
  6. 金葉和歌集  1126年 26首
  7. 詞歌和歌集 1151年 12首
  8. 千載和歌集  1188年 46首
  9. 新古今和歌集  1205年 669首

おお。実朝が没する以前に成立した勅撰和歌集8種、すべて参照されているということだ。

多い順に並べると

  1. 新古今和歌集 669
  2. 古今和歌集 357
  3. 万葉集 282
  4. 拾遺和歌集 124首
  5. 千載和歌集 46首
  6. 後撰和歌集 44首
  7. 後拾遺和歌集 29首
  8. 金葉和歌集 26首
  9. 詞歌和歌集 12首

となる。これなら詠み人知らずがあっても時代イメージは把握できる。

やはり新古今かというため息。歌人ランキング上位が新古今世代で固まっていたことと矛盾しない。古今和歌集、万葉集がこの順で続いてベスト3を構成するという端正な結果だ。私としては千載が低いのが残念だ。先行する古典に対する真摯な姿勢。

ブラームスっぽい。

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