大和島根
我が国のやまとしまねの神たちを今日の禊に手向けつるかな SWV553
支配者が詠むと様になる。大和島根は今でいう奈良県のことではなく日本国のこと。災い、罪あるいは穢れを除くために祈ったということだ。暗い知らせが続くとお祈りくらいしかすることがないのは、今も昔も変わらない。大好きな九条良経に「敷島や大和島根も神代より君のためとや固めおきけむ」とある。太政大臣や征夷大将軍が詠む限り撫民の歌としても通用する。
さてさて、今日から12月。ワールドカップカタール大会のグループリーグも佳境。この歌を大和島根の神々に手向けて、代表戦士へのご加護を祈る次第。
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