ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 動作確認 | トップページ | 矢筋違ふな »

2023年1月 4日 (水)

忌み歌

出で去なば主無き宿となりぬとも軒端の梅よ春を忘るな SWV717

伝・実朝辞世。「金槐和歌集」に収載はなく、「吾妻鏡」健保七年正月二十七日の記事に禁忌の歌として記載されている。暗殺当日の朝、庭の梅を見て詠んだという。菅原道真公が太宰府に流される際に詠んだ「東風吹かば匂ひ起こせよ梅の花主無しとて春な忘れそ」に酷似する。稀代の梅詠み・実朝の辞世に相応しいといえば相応しいが、出来過ぎの誹りは免れまい。名のある武将が、不慮の死に備えて辞世を持ち歩いていたという話も聞くが、暗殺が真夏だったらどうにもなじまない。

春真っ先に咲く梅を寿ぐ歌は数多いが、実朝の手にかかると、翳りも忍び寄る。我々後世の愛好家は、あの惨劇を知っているから味わいがその影響を受ける。かといってこの歌にスルーをかます度胸もない。1日2日と正月に相応しい歌が並んだとはしゃいではみたが、本日のお歌でリセットされる感じ。せめて3が日を避けるというささやかな配慮。

« 動作確認 | トップページ | 矢筋違ふな »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 動作確認 | トップページ | 矢筋違ふな »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ