聴き比べの横展開
記事「聞き比べの実情」で、悲愴ソナタの第三楽章でピアニストの違いによる演奏の違いを聞き比べにチャレンジしていると書いた。念のためお断わりすることがある。これを中学時代にやれていたわけではない。LPレコードとテープデッキではどうにもならぬ。CDとパソコンを駆使してこそ可能だ。中学から高校大学にかけてLPが主流だった時代に、同曲異演の聞き比べをしようと思ったらかなり大変だった。悲愴ソナタの3楽章だけをパソコンに取り込んで、CDに落とせば簡単にできる。
実は実は、悲愴ソナタの3楽章以外にも聞き比べCDを作ってみたのだ。今のところ下記の16種類。
- 1番の1楽章 9人参加
- 5番の3楽章 7人参加
- 7番の1楽章 7人参加
- 8番の3楽章 13人参加 悲愴ソナタ
- 10番の1楽章 7人参加
- 11番の4楽章 7人参加
- 12番の1楽章 6人参加
- 14番の1楽章 11人参加 月光
- 16番の1楽章 8人参加
- 17番の3楽章 8人参加 テンペスト
- 18番の3楽章 8人参加 狩
- 20番の2楽章 7人参加 名高いメヌエット
- 21番の1楽章 7人参加 ワルトシュタイン
- 23番の1楽章 7人参加 熱情
- 29番の1楽章 6人参加 ハンマークラヴィーア
- 32番の1楽章 7人参加
これを作ってシコシコ聞き比べにいそしんでいる。暇の極致。この度の「リベートーヴェン」なる企画を心に決めた2年前から始めてここまできた。「なんだお前はベートーヴェンも好きなんじゃないか」と言われそうだ。昔取った杵柄というやつだ。聞いてて懐かしくて仕方がない。中学時代の視点や切り口を思い出せない。
不思議なことにこれらでも先に示した3人、グルダ、グールド、レーゼルの優位は動かない。曲により聞き込み度はばらつくが、この3名はほぼわかる。ような気がする。
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