ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« ピアノ曲の演奏年齢 | トップページ | 100番越え »

2023年2月23日 (木)

ワルトシュタインの見せ場

そりゃ昔は、ワルトシュタインの冒頭が印象的だった。8分音符の和音連打。やがては16分音符に推移。所せましと走り回るという風情。旋律ではなくモチーフの堆積でソナタ楽章を組み立て上げるというベートーヴェンに特有の現象と説明されてすんなり納得していた。

ところが、歳のせいか最近、フィナーレが気になっている。第2楽章がほとんどフィナーレの序奏という扱い。走り回る第一楽章とは対照的だ。テンポ指定も「Allegretto moderato」という収まりっぷりだ。きれいな旋律が16分音符の絶え間ない流れによって修飾される。地味に左右の手が交差させて弾かれるのだが、聴いている限りは平明な印象。このロンド主題が都度都度違う伴奏を引き連れて現れる。華麗なスケールがとりわけ印象深い。なんせグールドがこの曲の録音を残していない。私的ランキングの1位はレーゼル。第一楽章に重心をおいて聞いているとグルダなのだが、フィナーレを中心に聴くとレーゼルだ。音がきれい。

15歳のブラームスがどう弾いたのか。

« ピアノ曲の演奏年齢 | トップページ | 100番越え »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ピアノ曲の演奏年齢 | トップページ | 100番越え »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ