カデンツァを捧げる
ブラームスはベートーヴェンのピアノ協奏曲のカデンツァを自作している。3番と4番の第一楽章および4番の第3楽章だ。古典派の時代、演奏者による即興を作曲家が認めていたから、コンチェルトに挑もうかというピアニストはカデンツァを自作することもあった。つまりブラームスはこの2曲を公衆の面前で弾いたことがあるということだ。本当は5番だって演奏しているけれど、ベートーヴェンがカデンツァを置いていないから、さすがのブラームスもカデンツァを書けなかった。
おまけに4番の1楽章ではこんなこと もしていた。
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