誇り高き偶然
きっかけは、買い替える車にCD再生機能が無いことだった。この死活問題への対応はUSBへの事前取り込みしかないことが分かって、とりあえず64GBのUSBに当面ドライブで聴きたい曲を取り込むことになった。
一方ブログでは63歳の誕生日から懐かしい「ベートーヴェン特集」が立ち上がった。車の更新とは何の関係もない偶然だが、結果としてUSBに取り込む曲のチョイスの過程で所有するベートーヴェンのCDを聴きまくることになった。
このことで脳内にベートーヴェンルネサンスが起きた。中学高校時代の記憶との再会。当時なぜ好きだったのか、何が好きだったのかの回想。とあわせて19歳の春になぜブラームスへの転換が起きたのかの再検証。その後バッハが脳内で台頭したのにブラームスと共存できていることへの回答。などなどもろもろの意味がある。
そしてそして、1曲1演奏の自主規制の中、どの演奏を収録するかのチョイスは、「同曲異演」の聞き比べ訓練にもなった。残されたCD、そしてチョイスの結果としての収録の顔ぶれは、そのまま演奏家の好みの反映だ。
誇り高きなどと気取ってはみたものの、つまりはブログの記事本数が稼げそうな予感に過ぎない。
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