協奏曲の群れ
標題へのアプローチとは別に、鑑賞の目安になったのが協奏曲だ。独奏楽器の華麗な技や流麗な旋律が半ば病みつきになった。なんといってもメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリンだ。あるいはドヴォルザークのチェロ協奏曲もはいる。いわゆる「メンコン」「チャイコン」「ドヴォコン」という通称は最早標題同然に機能した。勢いあまってパガニーニやサンサーンス、シベリウスまでかじった。
おっと忘れてはいけない。ベートーヴェンだ。大学に入るまで脳内ヴァイオリン協奏曲ランキングの首位がベートーヴェンだった。
やはりまた、ブラームスは出遅れた。協奏曲の分野でもブラームスの台頭は大学3年の冬を待たねばならない。
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