op18-2
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第2番ニ長調op18-2のことだ。大学時代仲間と演奏して以来大好きだ。これだけはバルトーク弦楽四重奏団の演奏にこだわる。この作品18には全部で6曲のカルテットが収まっている。最近しみじみ聴きなおしてみるとみんなしっくりくる。若いころは2番と4番にしか興味がなかった。後期の爛熟よりもなじむ気がしている。特に6番変ロ長調なんか在宅勤務のつれづれに最適かと。
実はあまりメジャーとは言えぬが、2番には「挨拶」というニックネームがある。標題というにはもっと気軽。第一楽章冒頭のヴァイオリンのフレーズが挨拶みたいという他愛のない理由だ。
初期の6曲、作品18はハイドンに捧げられている。音楽史的には弦楽四重奏の確立者だ。けれども初期はこの6曲だけ。中期以降、やけに難しくしてしまうのがベートーヴェンの癖だ。
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