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2023年4月30日 (日)

出遅れ御免

1月24日から始まった事実上のベートーヴェン特集が3か月を経過したところで、やっと第7交響曲に言及する。ベートーヴェンの中で今現在一番好きな交響曲だ。誤解を覚悟でキャッチーに申すとすれば、脳内に強度のブラームス補正がかかる私に言わせれば、唯一ブラームスの4曲に比肩する可能性がある作品だ。高1の春、初めてレコードを聴いたときの衝撃を今もって忘れない。

次の衝撃は、カルロス・クライバー指揮アムステルダムコンセルトヘボウのDVDを聞いた時だ。

これが私のクライバー初対面。いやいやもう別格。音を消して指揮する姿だけでもって感じ。

 

2023年4月29日 (土)

1248

ベートーヴェンの標題付きの交響曲に7番を加えた5曲が何かと取り上げられる。その他が1番2番4番8番になる。ベートーヴェンにしてはマイナーだ。二十歳の祝いにと父がべートーヴェンの交響曲全集のレコードをプレゼントしてくれるまで、聴いたことがなかった。

この中でヴィオラで演奏に加わったことがあるのは、1番と4番だ。

この4曲の中で一番好きなのは断然4番だ。7番の次の座を6番と争うくらいだ。カルロス・クライバーのDVDのせいかもしれない。

2023年4月28日 (金)

遥けくも来たりしものぞ

ブラームスは全ての交響曲において、第1楽章にソナタ形式を採用した。主張の重点が第1楽章にあるかどうかはともかく、ベートーヴェン伝統のソナタ形式に真っ向から取り組んでいる。特に前半の2つの交響曲では、演奏時間的にも小節数的にも第1楽章が全体の5割に近づいている。

交響曲におけるソナタ楽章を壮大なドラマにしてしまったのは、ベートーヴェンだ。おそらく第3交響曲だと思われる。

だからとりわけドイツオーストリアにおいては交響曲の第1楽章が、論理的に巨大に書けないようでは、交響曲業界では「書類審査」で脱落したも同じなのだ。ベートーヴェンとの比較以前の問題になってしまうのである。書類審査で落ちるのは嫌だとばかりに、ブラームスは第1楽章をドラマに仕立て上げた。

最長の第1楽章を持つのは交響曲第2番だ。英雄交響曲と同じ4分の3拍子という偶然にはもはや驚くまい。繰り返しをカウントに入れると700小節を超える。最後の最後477小節目に極上の「mp espressivo」が弦楽器に現われてしめくくる。第2交響曲中最高の名所だ。けれどもこの場所が名所だからと言って、ここだけを取り出して聴いたとしても、味わいは薄い。この場所が絶景と呼ばれるのは、前後の文脈の中に過不足無くはまり込むからこそである。ソナタ形式というドラマ全体の中での適材適所ぶりまでもが鑑賞の対象なのだ。454小節目から始まるホルンの絶妙のソロを受け継ぐからこそあの場所の「in tempo ma tranquillo」が際立って聴こえるというものだ。延々と続いてきた第1楽章の結尾にあたり、「遥けくも来たりしものぞ」とばかりに振り返るという心象が前提になってこその見せ場である。

ブラームスの2番でエロイカを思いやる脳味噌になり果てている。

2023年4月27日 (木)

一つ振り

「1小節を1拍と数えること」あるいはそれを前提とした指揮者の振り方。

私が始めて直面した「一つ振り」はブラームスの第2交響曲だった。実は中学時代から親しんだベートーヴェンの作品にあるスケルツォは「一つ振り」の巣である。4分の3拍子1小節を1拍に数えるケースが目立つ。当時はもっぱら聴くだけだったからこの言葉に触れることはなかった。

中学校以来、指揮者が振る指揮棒の描く軌跡を図形として覚えさせられてきたが、「一つ振り」では図形にならない。先輩たちはしきりに「一つ振り」という言葉を口にしてお互いのコミュニケーションが成立しているのが不思議だった。8分の6拍子と4分の3拍子の違いも曖昧だった頃だから無理もない。ブラームス交響曲第2番第3楽章は4分の3拍子の主部に「Presto ma non assai」のエピソードが2度にわたって挿入される。1回目は4分の2拍子で、2回目が8分の3拍子だ。主部の4分音符1個が1小節に変換される。この1小節がまさに「一つ振り」されるのだ。

一つ振りされがちな4分の3拍子の快速なスケルツォは、実はベートーヴェンを象徴している。ブラームスは交響曲の第3楽章主部に、一つ振りされる楽章を起用しない。この点でベートーヴェンとは一線を画している。第二交響曲の第三楽章は例外。

ブラームスの2番でオケデビューの私が挑んだ英雄交響曲の第3楽章スケルツォが実質上生涯初の一つぶりだった。4小節単位で数えることでストレスは数段減じられるのだが、なんせ不器用だった私には難問だった。英雄交響曲の演奏を心底楽しめなかった理由はスケルツォにあった。

2023年4月26日 (水)

ブラ2と英雄

大学オケ初の交響曲がブラームスの2番で、次が英雄交響曲だったと昨日書いた。デビュウがベートヴェンでなくブラームスだっとことを心底残念がったものだ。それでも必死に取り組んで楽しかった。今となっては滑稽だが「ブラームスって結構楽しい」と思った。当時脳内作曲家ランキングのトップは、まだまだ余裕でベートーヴェンだった。ブラームスがこんなに楽しいのだから、ベートーヴェン様はもっと楽しいに違いないという具合に期待して取り組んだ英雄交響曲だが、勝手が違った。

ちっとも面白くなかった。なぜだろう。下手だったことは理由にならない。なぜならブラームスの2番の時はもっと下手だったからだ。

どうしたものかと案じているうちに、演奏会のオープニングが「大学祝典序曲」に決まり、楽譜が配られた。個人練習、全体練習と進むにつれて「ありゃ」となった。大学祝典序曲が楽しいのだ。

もしかして俺はブラームスが好きなのかもという思いが一瞬脳内をよぎったと思ったら、あっという間にブラームスのとりこになった。

19歳の春。

脳内作曲家ランキングの首位が入れ替わった。そこから2年もたたぬうちにブラームスを生涯の作曲家と決めた。あろうことか大きなリバウンドが来て、あまりベートーヴェンを聞かなくなった。

英雄交響曲は切ない。

2023年4月25日 (火)

エピソード満載

交響曲第三番「英雄」のことだ。

ナポレオンの皇帝即位を聞いたベートーヴェンが、スコアの表紙を破った等々なにかと盛り上がる。なんたって長い。第九に次ぐ2番目の演奏時間だ。大学から始めたヴィオラで1年生の冬にブラームスの2番でオケデビュウの私にとってその次のメインプログラムだった。

やけに難しかった。第三楽章のスケルツォがとりわけ難関だ。1小節を1拍に数えて云々の屁理屈はまだしも、延々とつづくスタカートの扱いが致命的だった。

中学高校の間、正直、運命、田園、第九の陰に隠れていた。エピソードだけで腹いっぱいという感じ。

 

 

2023年4月24日 (月)

嵐の後

まあよいではないかとばかりに、話は田園交響曲のフィナーレに飛ぶ。嵐の後の感謝の音楽だ。第3楽章から切れ目なしに続く一連の流れは自然だ。収穫を祝って踊っていたら夕立がきて、ひとしきり荒れた後、きれいな夕日が出た感じ。虹まで拝めそうな雰囲気だ。第四楽章がフルートの上行で終わる。夕立の最後の一滴かと。

続く第5楽章の9小節目こそが田園交響曲中最高の瞬間だ。第一ヴァイオリンがppで第一主題を歌い始める場面。ヴィオラはと言えばC音の延ばし。時折D音に移る。個人練習していてもよくわからんのだが、実際に合わせると極楽だ。旋律が第二ヴァイオリンに移るまでの間の至福の時。

何故かは今も説明できない幸福感。

2023年4月23日 (日)

四季と田園

中学校の音楽の授業でヴィヴァルディの「四季」を習う。鑑賞の教材だった上に、朝夕の掃除の時間のBGMが「四季」だった。楽章冒頭だけの標題にとどまる田園に対し、四季はソネットの進行を音楽でトレースするという手の込みようだ。これが耳に刷り込まれていた中学生の私はベートーヴェンの田園を知るに及んで、大問題に直面することになる。田園をロマン派以降に出現する標題音楽の始祖であるという直感にとって、時代的に数十年さかのぼるヴィヴァルディの「四季」は、すこぶる都合が悪いのだ。

結果から申して、田園が自然描写音楽の始祖という私の直感が大間違いだったということだ。

ドイツバロックを少々かじれば、当時から自然を器楽作品で描写したケースは頻繁にある。ビーバー、シュメルツァーなどヴィヴァルディよりさかのぼる世代から珍しくなかった。ヴィヴァルディでさえ始祖ではないどころか、そうした描写音楽はドイツのヴァイオリン音楽に無視しえぬ頻度で現れる。自然の描写には、チェンバロやオルガンあるいは人の声よりも器楽の方が向いていますよと言わんばかりだ。

恥ずかしながら、ベートーヴェンは田園交響曲で自然描写を交響曲に導入したという点でのみ先駆者であったととらえなおせたのはつい最近のことだ。

2023年4月22日 (土)

描写交響曲

「田舎に着いた時の愉快な気分」という標題で始まる第6交響曲である。第2楽章以降も同様の標題がつけられている。第五交響曲冒頭を「運命が扉を叩く音」という説明よりは数段自然だと思うのは今でこそで、中学当時はそこまで肩の力が抜けていなかった。第二楽章の小川の流れが終わりに近づくあたりで現れる鳥のさえずりを聴いて、「ベートーヴェンはすごい」と相当本気で感心した。

おぼろげにベートーヴェンは絶対音楽側の人だと思っていたので、こうした標題然とした作品もかけるんかと感心した。高校になると、こんだけ標題に寄り添っていながらソナタの枠組みはきちんと守られていると知ってやはり感心した。直後に続くロマン派の時代に花咲く交響詩の祖先かとも勝手に納得していた。そう「モルダウ」の先祖に違いないと。

社会人になってやっとヴィオラで演奏に参加して楽しさが身に染みた。第2楽章「小川のほとり」が微妙なこと。第3楽章以降切れ目がない必然性にも胸を熱くした。

今ではベートーヴェンの脳内交響曲ランキングで首位の座を7番と争っている。

2023年4月21日 (金)

コントラバスの楔

中学時代にのめりこんだ運命交響曲の話。

聴きこみ始めてしばらくは第1楽章が興味の中心だった。やがて第4楽章の壮麗な勝利の賛歌にはまるというあるあるの手順を踏みはした。高校に入るくらいから、第2楽章にひかれた。大学に入ってヴィオラを弾くようになってそれは決定的になった。「出番がおいしい」という一点だ。スコアを参照しながらの鑑賞が日常になり、はじめは第一ヴァイオリンばかり目で追っていたものが、やがてスコアの下の方、つまりヴィオラを含む低弦の動きに引き込まれた。

本日はそれを象徴する場所。運命交響曲の第2楽章の31小節の2拍目という悠長な説明では、歯がゆいので画像で。

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楽章中初めてフォルテシモが現れた直後、チェロとコントラバスのユニゾンだ。1拍目で全楽器がハ長調の主和音を鳴らした後に、チェロバスが楔を打ち込む。これをソロと言っていいのかわからぬが、やけにかっこいいと思った。

運命動機よりもこちらの方がベートーヴェンという感じ。

2023年4月20日 (木)

先憂後楽

中国北宋時代の言葉。為政者の心得を端的に述べている。「国の指導者たるもの民に先立って憂い、民の後から楽しむべし」という意味だ。この言葉にならって屋敷や庭園が「後楽園」と命名されるケースもある。寡聞にして「先憂園」というのは聞いたことがないが。

「先に苦労して、後から楽をしよう」というアンチキリギリス派の言葉だと思っていたが、どうも違うらしい。「先」「後」というのは選択可能な2つの行為のうちどちらからというような種類の概念ではなく、「民より先」「民より後」という意味だとは最近知った次第だ。先に家や車を取得してローンが後からという図式はどちらにしろ真逆もいいところだ。

ブラームスの音楽用語使用の傾向を観察していると、私が勘違いしていた意味の「先憂後楽」の気配が漂っている。若い頃は自分の思いを伝えたくて、言葉を厚く重ねた用例や、大げさな表現が目に付く。演奏家たちに自分の意図が伝わらないことを恐れているかのようである。初期のピアノ独奏曲を中心にそうした傾向がデータ面でも現れている。作品番号でいうと10番以内が特に顕著で、35番までが過渡期だ。キャラクターピース連発の76番以降は穏やかな表現が優勢になる。歌曲では作品19と作品32の間に転換点がある。室内楽ではとはいえ作品8のピアノ三重奏曲の初版だけにその痕跡が認められる。

作品が世の中に認められ、作曲家として押しも押されもせぬ位置付けを獲得する歩みと平行して、使用する音楽用語の簡素化が進んでいるような気がする。演奏家たちがブラームスの語法・語り口に慣れて行くにつれてと言い換えることも出来よう。

そういえば「苦悩を克服して歓喜へ」というのも「先憂後楽」っぽく見える。

2023年4月19日 (水)

苦悩を克服して歓喜へ

ドイツ語では「Durch Leiden zur Freude」となっている。いささか重たい「苦悩を克服して歓喜へ」という和訳にもかかわらず、これがベートーヴェン第5交響曲のモットー扱いだ。第一楽章で運命に扉を叩かれてから、紆余曲折の末フィナーレの勝利に達する流れを端的に示す働きがある。中学生の私はこれにすっかりはまった。ベートーヴェンの作品がすべてこのモットーを下敷きにしているかのような錯覚が心地よかった。短調で始まった曲が、フィナーレで同名長調に辿り着くという、いわば定型に慣れ切る前だった。

ブラームスの第一交響曲にそれが投影しているとわかったのは大学生になってから。

 

2023年4月18日 (火)

ファーストシンフォニー

私にとって最初の交響曲はベートーヴェンの第5番だった。最初に買ったレコードのA面ということ。B面は未完成交響曲だったが、もっぱらA面ばかり聴いていた。指揮者とオケがどこだったか記憶にない。1300円の廉価版だったとしか覚えていない。

世の中のクラシック愛好家で最初の交響曲が「運命」だったひとはどれほどの数なのだろう。運命動機は中学生だった私を揺さぶった。ベートーヴェンに扉を叩かれたということだ。私が扉を開けるやいなや上がり込んできて、およそ6年居座っていたということだ。音楽への傾倒、同時にそれはドイツへの傾倒でもあった。

イメージよりずっと短い交響曲だった。第三楽章からフィナーレの間に切れ目が無いことが割と異例だということを後から知った。フィナーレがハ長調というのが「苦悩を克服しての歓喜」を縁取っていると解説されて納得していた。終わりの和音が延々と続くことにもすぐに慣れた。

2023年4月17日 (月)

日本不在

野球にしろサッカーにしろ、本場における日本人プレイヤーの活躍が目に付く。なのに私のCDコレクションには日本人指揮者はいない。日本のオケもない。不徳の致すところだ。中学でクラシックを聴き始めたとき、当初買い求めたレコードには日本人指揮者が日本のオケを振っているものがあったかもしれない。CD時代の到来で買い替えが起きた時に日本の指揮者を選ばなかったということだ。

ネットのない時代、情報は音楽雑誌や解説書などの書物一辺倒だった。そこで日本人指揮者の情報に多くの紙面が割かれることはなかった。それをありがたく鵜呑みにした中学高校時代だった。影響は今も続く。

2023年4月16日 (日)

ベルリンからウィーンへ

昨日、我が家のCDでウィーンフィルを振ってくれている指揮者が奇跡的に13人だとはしゃいだ。同じことをベルリンフィルで調べた。

  1. ウィルヘルム・フルトヴェングラー 独
  2. フェレンツ・フリッチャイ 洪
  3. アンドレ・クリュイタンス 仏
  4. カルロ・マリア・ジュリーニ 伊
  5. ヘルベルト・フォン・カラヤン 墺
  6. ラファエル・クーベリック 捷
  7. クラウディオ・アバド 伊
  8. サイモン・ラトル 英

案の定ウィーンフィルには及ばない。当初私はベートーヴェンに傾倒し、カラヤン推しの父の影響を受けた。当時はベルリンフィルとウィーンフィルが横綱格だったから、巨人大鵬卵焼きの理論でこの両者のうちのベルリンを選んだということだ。やがて19歳でブラームスに宗旨替えが起きると、ブラームスに縁の深いウィーンフィルがめきめきと台頭し今に至っている。

それにしてもだ。13人で8か国だったウィーンフィルと比べてより多彩。8人で7か国という高密度。ジュリーニかアバドがチェリビダッケにでもなっていれば完璧だったとは無いものねだりか。

2023年4月15日 (土)

ウィーンフィルの13人

我が家にあるCDで、ウィーンフィルを振ってベートーヴェンまたはブラームスの交響曲を演奏してくれている指揮者をお生まれの順に列挙する。

  1. ウィルヘルム・フルトヴェングラー 独
  2. エーリヒ・クライバー 墺
  3. カール・ベーム 墺 
  4. ジョン・バルビローリ 英
  5. ハンス・シュミット-イッセルシュテット 独
  6. セルジュ・チェリビダッケ 羅
  7. カルロ・マリア・ジュリーニ 伊
  8. ラファエル・クーベリック 捷
  9. レナード・バーンスタイン 米
  10. イシュトヴァン・ケルテス 洪
  11. カルロス・クライバー 独
  12. クラウディオ・アバド 伊
  13. サイモン・ラトル 英

ピタリ13人とは恐れ入った。「エッヘン」とばかりにどや顔したいところではあるのだが、これにはドラマがある。レコードとしてはカラヤンのブラ1を持っていた。我が家のコレクションがCDに代わったあと、買い戻していなかった。カラヤン抜きをしばし忘れるくらい馥郁たるメンバーだ。

国籍も8か国と多彩。

2023年4月14日 (金)

ノリントン

昨日の記事で、ベートーヴェンとブラームスの交響曲のCD所有状況をオーケストラをキーに集計してみた。その中にロンドンクラシカルプレイイヤーズというオケがあって所有数が13と出ていた。これはつまりロジャーノリントン指揮でベートーヴェンとブラームスの交響曲をすべて所有しているということを指し示す。

英国生まれのノリントンさんは、ピリオド楽器によるベートーヴェンやブラームスの演奏で一世を風靡した。つまり私はその波にのまれたということである。概ね速いテンポ。13の交響曲の多くの楽章で、所有CD中最速のラップを示す。ビブラートの扱いは独特だし、フレージングも他とは一線を画す。作曲者の「在世当時はこうだったはずです」というメッセージでもあるけれど、ベートーヴェンやブラームスの在世時には録音活動は無かったこととほのかに矛盾する。そんなに当時を再現したいなら、録音なんかしちゃだめでしょと。ベートーヴェンとブラームスがレプリカ楽器を使ったとも聞かない。

今では懐かしい思い出。

2023年4月13日 (木)

オケの実情

ベートーヴェンとブラームスの交響曲のコレクションを指揮者を切り口に分析してきたが、本日はオーケストラをキーに集計してみた。各数値はベートーヴェンとブラームスの交響曲全集を1種類ずつ所有していれば「13」になるという具合だ。

  1. ウイーンフィル 70
  2. ベルリンフィル 38
  3. ミュンヘンフィル 26
  4. シカゴ交響楽団 24
  5. フィルハーモニア管弦楽団 20
  6. クリーヴランド管弦楽団 14
  7. コロンビア交響楽団 13
  8. ゲヴァントハウス管弦楽団 13
  9. ロンドンクラシカルプレイヤーズ 13
  10. 北西ドイツ放送交響楽団 13
  11. ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 10
  12. 南西ドイツ放送交響楽団 9
  13. アムステルダムコンセルトヘボウ 7
  14. バイエルン国立管弦楽団 7
  15. ロンドン交響楽団 6
  16. シュトゥットガルト放送交響楽団 6
  17. バイエルン放送交響楽団 6
  18. ベルリン交響楽団 4

ウイーンフィルがベルリンフィルを倍近く引き離すという意外なオチ。トップスリーが独墺系だがオーストリアはほぼウィーンフィルだけという極端な状況。一方でアメリカも目立つ。逆に指揮者では6名も輩出したハンガリーはゼロ。ハンガリーの指揮者がアメリカに活躍の場を求めたことと符合する。

2023年4月12日 (水)

訳あり組

我が家のCDコレクションのうち、ブラームスの交響曲において、「なんでこの人」という第一印象の人が3名いる。その訳に触れておく。

<ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン>

オケはオランダ交響楽団でブラームスの全集を所有している。実は交響曲が目当てではなく、余白に収録された「オルガンのための11のコラール前奏曲op122」の管弦楽編曲版欲しさに入手した。

<ギュンター・ノイホルト>

バーデン国立歌劇場管弦楽団を振った第一交響曲のCD。同曲の初演が行わたカールスルーエの地元オケであることもさることながら、この初演の際に用いられたオリジナル版の生再現だ。同曲は初演後出版までに手が加えられており、第二楽章が切り詰められて、現在ではその改定後の楽譜が流布しているが、初演にもちいれたパート譜のうちいくつかに回収漏れがあり、それをもとに学者たちが全体の復元を試みた。復元されたオリジナルの第二楽章が聴ける貴重なCDである。

<トマス・ヘンゲルブロック>

オケはNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団。ハンブルク港にオープンした斬新なホールを本拠地に持つオケである。ここに収録された第四交響曲がちょっと貴重だ。第四交響曲の自筆譜では冒頭に数小節の序奏があり、本人の筆跡で罰点が付与されて削除されている。これを削除せずに音にした演奏が聴けるということだ。

2023年4月11日 (火)

指揮者ブラームス

ブラームスの伝記を読んでいると、ブラームスが指揮をしていたことが頻繁に現れる。同時に伝記の記述を読んでいても、ブラームスが指揮を習ったという記述にはお目にかかれない。

若い頃には合唱団との関わりが頻繁に描かれる。ブラームスが歌ったのではない。手本くらいは示したかもしれないが、大抵は合唱の指導と表現されている。この指導に指揮が含まれることは確実だ。ブラームスは合唱指導の中から指揮を身につけていったと思われる。

ジンクアカデミー、楽友協会とキャリアを積み、やがて定職から離れても、ブラームスは頻繁に指揮者として自作の演奏に加わる。彼の指揮の腕前はどの程度だったのだろう。

一つの目安がある。友人のハンス・フォン・ビューローと2人で頻繁に演奏旅行に出かけた。ビューロー率いるマイニンゲン宮廷楽団との旅行だ。このときの出し物にはしばしばピアノ協奏曲が採用された。ブラームスとビューローが指揮とピアノ独奏を交代で担当したと伝えられている。

ハンス・フォン・ビューローは近代指揮法の確立者という位置づけにある大指揮者だ。彼と代わる代わる指揮を受け持ったということは、指揮者ブラームスの腕前を推測する良い目安だと感じる。ブラームス指揮の演奏が破綻したという記録は見当たらないのだ。

2023年4月10日 (月)

ハンガリーの系譜

ベートーヴェンとブラームスの交響曲のCD、37名の指揮者のうち16名が独墺系だと述べたばかりだ。しからば残る21名の内訳を調べてみた。

  1. ハンガリー 6名 ライナー、セル、ショルティ、ドラティ、フリチャイ、ケルテス
  2. イタリア 4名 ジュリーニ、ムーティ、アバド、シャイー
  3. イギリス 4名 バルビローリ、ラトル、ガーディナー、ノリントン
  4. フランス 2名 ミュンシュ、クリュイタンス
  5. ポーランド 1名 ザンデルリンク
  6. チェコ 1名 クーベリック
  7. アメリカ 1名 バーンスタイン
  8. ルーマニア 1名 チェリビダッケ
  9. オランダ 1名 ズヴェーデン

独墺系の次はハンガリーだ。第一次大戦まで残存したハプスブルク帝国の領域において、非ドイツ語の最大勢力がハンガリーだったことと無関係ではあるまい。独墺にも遜色ないメンツ。オーストリアが4名であることを思えばすごい勢力だ。フリチャイ、ケルテスの夭折組を除く4名は米国で名声を高めたという共通点がある。同じハプスブルク系でもチェコは1名にとどまっているのと対照的だ。ドヴォルザークやスメタナのCDなら大活躍だが、ベートーヴェンとブラームスでは旗色が悪い。

フランスは「よく2名もいたものだ」という感覚、クリュイタンスはともかくミュンシュはブラームスの1番しかない。

2023年4月 9日 (日)

独墺系か

私のためにベートーヴェンかブラームスの交響曲をCDで演奏してくれる指揮者37名のうち、ドイツのお生まれは下記の12人。これが今はやりの13人にならないのは、私の信心不足だけれども、もちろん最大勢力。

  1. ブルーノ・ワルター
  2. カール・シューリヒト
  3. オットー・クレンペラー
  4. ウィルヘルム・フルヴトェングラー
  5. ハンス・シュッミット-イッセルシュテット
  6. ルドルフ・ケンペ
  7. ギュンター・ヴァント
  8. ヘルベルト・ブロムシュテット
  9. ミヒャエル・ギーレン
  10. カルロス・クライバー
  11. ギュンター・ノイホルト
  12. トマス・ヘンゲルブロック

オーストリアは下記4名。

  1. エーリヒ・クライバー
  2. カール・ベーム
  3. ヘルベルト・フォン・カラヤン
  4. オットマール・スイットナー

彼らはしばしば、独墺系と総称される。ドイツ語圏に近似しているイメージ。私としては本当に懐かしい。私のコレクション37名のうち16名が独墺系ということになる。カラヤン推し、ドイツ押しの父の影響も大きい。

2023年4月 8日 (土)

2人だけ特別

ベートーヴェンとブラームスの交響曲について、かなりな数のCDがあると書いたばかりだ。更新したマイカーでCDが再生できないことから、急遽常用USBの作成を思い立ち、家中のCDを再点検してわかったのは、ベートーヴェンとブラームスの異常さだ。他の作曲家では、多くても3種類くらいだ。

  • モーツアルト ベーム。
  • ドヴォルザークでは、ノイマンかアンチェル。
  • チャイコフスキー カラヤン
  • マーラー ショルティ
  • ブルックナー ベーム
  • シューベルト ベーム
  • シューマン カラヤン
  • メンデルスゾーン カラヤン
  • ベルリオーズ バーンスタイン
  • ショスタコーヴィッチ ムラヴィンスキー

「とりあえずカラヤン」、あるいは「とりあえずベーム」みたいな感じ。LP時代が去ってCDを買い直したときのチョイスがそのままという印象だ。ブラームスとベートーヴェンは別格だったと今更ながら実感した次第。

2023年4月 7日 (金)

東京春音楽祭2023

まだまだ花見客も多い上野のお山に行ってきた。4月5日にコロナのせいで2019年以来遠ざかってきた東京春音楽祭2023を堪能した。

プログラムはブラームスの弦楽五重奏曲第2番とピアノ四重奏曲第2番。川本先生とそのお仲間の演奏。

アンコールにピアノ四重奏曲第1番のフィナーレというサービスもあった。

ひさびさの生ブラームス。

2023年4月 6日 (木)

聴き分け事情

ジャケットを見ずに再生して、聴いただけで演奏家が当てられるかの訓練、それから先頃始まった常用USB作成の過程で、我が家のCDを整理している。ブラームスとベートーヴェンの交響曲について、そのCD所有状況がほぼ固まってきた。

<ベートーヴェン>

  • 1番 20種
  • 2番 21種
  • 3番 25種
  • 4番 23種
  • 5番 25種
  • 6番 25種
  • 7番 28種
  • 8番 23種
  • 9番 25種

<ブラームス>

  • 1番 29種
  • 2番 26種
  • 3番 24種
  • 4番 29種

この結果は悩ましい。ただちに私の好みの反映とまでは断言できないが、無関係とも言えない。

  • 1位 ブラームス 1番
  • 1位 ブラームス 4番
  • 3位 ベートーヴェン 7番
  • 4位 ブラームス 2番
  • 5位 ベートーヴェン 3番
  • 5位 ベートーヴェン 5番
  • 5位 ベートーヴェン 6番
  • 5位 ベートーヴェン 9番
  • 9位 ブラームス 3番

ベートーヴェンの7番が意外に高い。19歳の時にブラームスに宗旨替えするまでベートーヴェンの7番が大好きだったことと、私のクライバー好きも影響していると思われる。とはいえクライバーの録音がないブラームスの1番が首位なのはさすがだ。ベートーヴェンの標題付きがそろって同数で5位なのも面白い。

目隠ししての完璧な聴き分けなんぞ出来はせぬことだけは確実だが、訓練だけはしている。

2023年4月 5日 (水)

格闘の痕跡-ブラームスの場合

昨日の記事で、我が家にベートーヴェンの交響曲のCDが1枚以上ある指揮者のリストを公開した 。同じことをブラームスで試みる。生年順に列挙し、お生まれの国を添えておく。

  1. 1876/09/15 ブルーノ・ワルター 独
  2. 1880/07/03 カール・シューリヒト 独
  3. 1885/05/14 オットー・クレンペラー 独
  4. 1885/01/25 ウィルヘルム・フルトヴェングラー 独
  5. 1891/09/26 シャルル・ミュンシュ 仏
  6. 1894/08/26 カール・ベーム 墺
  7. 1897/06/07 ジョージ・セル
  8. 1899/12/02 ジョン・バルビローリ 英
  9. 1906/04/09 アンタル・ドラティ 洪
  10. 1908/04/05 ヘルベルト・フォン・カラヤン 墺
  11. 1910/06/14 ルドルフ・ケンペ 独
  12. 1912/01/07 ギュンター・ヴァント 独
  13. 1912/06/28 セルジュ・チェリビダッケ 羅
  14. 1912/09/19 クルト・ザンデルリンク 波
  15. 1912/10/21 ゲオルグ・ショルティ 洪
  16. 1914/05/09 カルロ・マリア・ジュリーニ 伊
  17. 1914/06/29 ラファエル・クーベリック 捷
  18. 1914/08/09 フェレンツ・フリチャイ 洪
  19. 1918/08/25 レナード・バーンスタイン 米
  20. 1922/05/15 オットマール・スイットナー 墺
  21. 1929/08/28 イストヴァン・ケルテス 洪
  22. 1930/07/03 カルロス・クライバー 独
  23. 1933/06/26 クラウディオ・アバド 伊
  24. 1934/03/16 ロジャー・ノリントン 英
  25. 1941/07/28 リカルド・ムーティ 伊
  26. 1943/04/20 ジョン・エリオット・ガーディナー 英
  27. 1947/11/02 ギュンター・ノイホルト 独
  28. 1953/02/20 リカルド・シャイー 伊
  29. 1955/01/19 サイモン・ラトル 英
  30. 1958/06/09 トマス・ヘンゲルブロック 独
  31. 1960/12/12 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン 蘭

以上31名。ベートーヴェン側のリストにいなかった人を赤文字にしておいた。逆にベートーヴェン側にいたのにこちらにいない人は下記。

  1. フリッツ・ライナー
  2. エーリヒ・クライバー
  3. ハンス・シュミット・イッセルシュテット
  4. アンドレ・クリュイタンス
  5. ヘルベルト・ブロムシュテット
  6. ミカエル・ギーレン

ベートーヴェン・ブラームスのどちらかにいる人は37名となる。リストアップだけで息切れしてきた。

 

2023年4月 4日 (火)

格闘の痕跡-交響曲

中学時代から始まったクラシック音楽への傾倒は、ひとまずベートーヴェンへの傾倒と同義だった。これまでピアノソナタと弦楽四重奏で鑑賞の足跡を思い出してきた。次はいよいよ交響曲だ。気合を入れて聴き続ければ、いつかは演奏を聴いただけで演奏家をあてられると信じての格闘の痕跡である。我が家にベートーヴェンの交響曲のCDが1枚以上ある指揮者は以下の通りである。生年順に列挙してお生まれの国を添える。

  1. 1876/09/15 ブルーノ・ワルター 独
  2. 1880/07/03 オットー・クレンペラー 独
  3. 1886/01/25 ウィルヘルム・フルトヴェングラー 独
  4. 1888/12/19 フリッツ・ライナー 洪
  5. 1890/08/05 エーリヒ・クライバー 墺
  6. 1894/08/28 カール・ベーム 墺
  7. 1897/06/07 ジョージ・セル 洪
  8. 1899/12/02 ジョン・バルビローリ 英
  9. 1900/05/05 ハンス・シュミット・イッセルシュテット 独
  10. 1905/03/25 アンドレ・クリュイタンス 仏
  11. 1908/04/05 ヘルベルト・フォン・カラヤン 墺
  12. 1910/06/14 ルドルフ・ケンペ 独
  13. 1912/01/07 ギュンター・ヴァント 独
  14. 1912/06/28 セルジュ・チェリビダッケ 羅
  15. 1912/09/19 クルト・ザンデルリンク 波
  16. 1912/10/21 ゲオルグ・ショルティ 洪
  17. 1914/05/09 カルロ・マリア・ジュリーニ 伊
  18. 1914/06/29 ラファエル・クーベリック 捷
  19. 1914/08/09 フェレンツ・フリッチャイ 洪
  20. 1918/08/25 レナード・バーンスタイン 米
  21. 1927/07/11 ヘルベルト・ブロムシュテット 独
  22. 1928/07/20 ミカエル・ギーレン 独
  23. 1930/07/03 カルロス・クライバー 独
  24. 1933/06/26 クラディオ・アバド 伊
  25. 1934/03/16 ロジャー・ノリントン 英
  26. 1953/02/20 リカルド・シャイー 伊
  27. 1955/01/19 サイモン・ラトル 英

いやはやなんとも偏りに偏ったメンバー。ブラームス生前のお生まれが6名もいる一方、全員私より年長。今も健在な人はたったの4名。もちろん同じ「所有一枚以上」の定義でもベートーヴェン以外の作曲家だとまた違う顔ぶれにはなるが極端だ。この中には「だーいすき」な指揮者はもちろん、なんでCDを持っているのか今となってはわからん人もいる。

2023年4月 3日 (月)

3重の節目

長女が結婚のため我が家を巣立ってからちょうど1年が過ぎた。2月26日に挙式披露宴も終え、車で1時間の新居で元気にやっている。おばあちゃんにもマメに電話をくれる。

そして今日はブラームスの命日。没後126年である。

さらに加えて父の誕生日。生きていれば88歳になっていたはずだ。

2023年4月 2日 (日)

エイプリルフール

嘘をついてもいい日、あるいはその被害者。4月1日といういうことになっている。もちろん実害を伴わぬ嘘に限られる。最早世界中で意識されるお祭りの様相だ。最近のネット上では「フェイク」と称して一年中丁々発止のやりとりが横行する。

我がブログでは開設からこれまで18回の4月1日をやりすごしたが、意図的な嘘を発信したことは一度もない。実際の話おそらく一度はみんな騙されてくれると思うが、それ以降ハードルが上がると思われる。一度でもエイプリルフールネタを発信してしまうと、心理的にはやめられないというプレッシャーがかかる。2033年までブログを継続するから、気の利いた嘘をあと10回は考えねばならない。これはなかなか大変だ。

しかし、意図的に受け狙いで発信する嘘は他愛ない。マジな記事の中で結果として知らずについてしまう嘘が一番厄介だ。

 

 

 

 

2023年4月 1日 (土)

Aprilscherz

「エイプリルフール」のドイツ語形。直訳すると「四月の冗談」くらいの意味。ドイツ語以外の様々な言語で「エイプリルフール」に相当する言い方を調べた。

  1. フランス 「poison d'avril」 四月の魚
  2. イタリア 「pesce d'aprile」 四月の魚
  3. スペイン 「pes de abril」 四月の魚
  4. スコットランド 「April goek」 四月のカッコウ
  5. ドイツ 「Aprilscherz」 四月の冗談
  6. スウェーデン 「Aprilskamte」(aはウムラウト) 四月の冗談
  7. デンマーク 「Aprirnar」 四月のバカ
  8. ノルウェイ 「Aprilnarr」 四月のバカ
  9. オランダ 「Eerste April」 四月一日
  10. 中国 愚人節

英語圏は「Aprilfool」で決まりと思っていたがスコットランドが面白い。ラテン語圏では「魚」が共通する。釣られ易いという意味だろうか。日本の「四月バカ」はデンマークやノルウェイに近い。

さて、ブラームスの伝記にも「エイプリルフール」が登場することは既に話題 にした。日本語の伝記では「エイプリルフール」になっているが、原文では「Aprilscherz」になっていたことと思う。

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ブラームスの辞書写真集

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