ノリントン
昨日の記事で、ベートーヴェンとブラームスの交響曲のCD所有状況をオーケストラをキーに集計してみた。その中にロンドンクラシカルプレイイヤーズというオケがあって所有数が13と出ていた。これはつまりロジャーノリントン指揮でベートーヴェンとブラームスの交響曲をすべて所有しているということを指し示す。
英国生まれのノリントンさんは、ピリオド楽器によるベートーヴェンやブラームスの演奏で一世を風靡した。つまり私はその波にのまれたということである。概ね速いテンポ。13の交響曲の多くの楽章で、所有CD中最速のラップを示す。ビブラートの扱いは独特だし、フレージングも他とは一線を画す。作曲者の「在世当時はこうだったはずです」というメッセージでもあるけれど、ベートーヴェンやブラームスの在世時には録音活動は無かったこととほのかに矛盾する。そんなに当時を再現したいなら、録音なんかしちゃだめでしょと。ベートーヴェンとブラームスがレプリカ楽器を使ったとも聞かない。
今では懐かしい思い出。
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