チャットGPT
今何かと話題。
質問にたちどころに答えてくれるソフトくらいの認識しかない。キーワードの提示でそれらしい文書を作ってくれるともいう。様々な大学が、これを規制しようとする動きがあると聞く。そらそうで、通常の試験対策や卒論を含む論文もにも悪用されかねない。試験や論文は学生の到達度を測定するための仕組みだから、大問題なのも理解できる。カンニングや盗用が古来禁じられているのはご存じの通りだ。このチャットGPTとやらは、それらよりもかなり深刻度が高そうだ。就活にだって影響があるはずだ。誤解覚悟で申せば、カンニングや盗用、替え玉受験は当事者たちが工夫も苦労もするし、どきどきと不安にもなるはずなのに対し、わずかなコストで手軽にそれらしく仕上げるという厄介者だ。
チャットGPTを使った文章をたちどころに見抜くソフトが後追いで現れて、各大学がそれを装備するというイタチごっこの予感もする。そもそも学生の能力を測るツールが試験や論文に偏り過ぎていた反省もいるのかとも思い詰める。一人の教師が多くの生徒学生を受け持ちすぎていて、そうとでもしないと評価が追い付かないとも思える。一人一人の人格を正確に把握することなく、評価だけしようと思う弊害をこのソフトがついてきたのかとさえ感じる。個人面談での評価だってそれなりに弱点はあるが、何事もバランスかと。
前置きが長くなった。
このソフトならブログの記事も簡単に作成してもらえるに違いない。「ブラームス」「楽譜」「用語」「癖」とでもインプットしたらそれらしい文章が矢継ぎ早ということなのかと思うと背筋が寒くなる。試験も論文も、受けたり書いたりに苦労があるからこそこうしたソフトの生まれる余地があるにちがいないけれど私はブログの執筆をいやだと思っていないから、絶対に使わないはずだ。
ブラームスや音楽についていろいろと文章を書いていくことをこの先の人生の支えにと思ってた矢先のことで、ちょっとむきになった。
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てぃんぱにゃー様
最初はGPSかと思いましたわ。カーナビの親戚かなと。
投稿: 実朝の弟子 | 2023年5月 5日 (金) 05時23分
チャットGPTなどなど、生成系AIとよばれるサービスたちは「時短のためのツール」という感じですよね。。。
音楽の喜びとか熱意とかは、時短や生産性とは相性が悪い…ビオラソナタを2分で弾けます!とか 1楽章を100回繰り返して弾けます! …とかに需要はなさそう。
楽譜や手紙の記述の解釈で悩んで調べる時間も喜びであれば、それを手放す理由はないですし。
良い協力者として伴走(伴奏)してくれるくらいの仲になれるといいんですが、どうなることやら。
実は職業柄、生成系AIは毎日にように使ってますが「すごいけど怖い」てなる瞬間は多々あります…出てきたコード(和音じゃない方のコード)はありがたく使いますが(笑)
投稿: てぃんぱにゃー | 2023年5月 4日 (木) 23時33分