首席ヴァイオリン協奏曲
中学生でクラシック音楽に目覚めた。作曲家をキーに申せばさっそくはまり込んだのがベートーヴェンだ。ジャンル切り口というとベートーヴェンの主戦場である、交響曲、弦楽四重奏曲、ピアノソナタは自然だが、実はヴァイオリン協奏曲にも興味を持った。バッハやヴィヴァルディあたりの協奏曲までも余裕で視界に入ったものだ。当時は第一楽章にリトルネロが来るバロック協奏曲と古典派以降の協奏曲の違いなんぞ意識していなかった。
ベートーヴェンにはたった1曲しかないので、他の作曲家に範囲を広げてはみたものの、やはり脳内ヴァイオリン協奏曲ランキングの首位は長くベートーヴェンだった。大学オケ同期が下宿コミュニケーションの中でしきりにブラームスを薦めてくれたが、当初聞く耳をもたなかった。
大学2年の春にブラームスへの宗旨替えが起きて初めて、ブラームスのヴァイオリン協奏曲に入れ替わった。あれから44年経過した今も、ブラームスが首位の座に君臨している。
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