平均率交響曲集
「パズル交響曲の13人 」が意外と楽しめたので、またパズル系のノリで。
本日はオクターブを構成する12の音全ての音について、それを主音にする交響曲を1つずつ選ぶことにする。第一楽章の調性をキーにすることに他ならない。ただし同じ作曲家を複数回採用しない。長調と短調を6種ずつ揃える。説明するより結果を見ていただく方が速かろうということで選定の結果を以下に列挙する。
- ハ長調 シューベルト第8番「グレート」
- 嬰ハ短調 マーラー第5番
- ニ短調 ショスタコービッチ第5番「革命」
- 変ホ長調 ブルックナー第4番「ロマンティック」
- ホ短調 ドヴォルザーク第9番「新世界より」
- ヘ長調 ベートーヴェン第6番「田園」
- 嬰ヘ短調 ハイドン第45番「告別」
- ト短調 モーツアルト第40番
- 変イ長調 エルガー第1番
- イ長調 メンデルスゾーン第4番「イタリア」
- 変ロ長調 シューマン第1番
- ロ短調 チャイコフスキー第6番「悲愴」
以上。
長短どちらも6種。作曲家に重複がない。バッハさんは平均律クラヴィーア曲集で12音全てで長短取り揃えたけれど、交響曲では難易度が半端なく高いので断念。最年長はハイドン先生。最年少はショスタコーヴィッチ。結果として交響曲の歴史をトレースしているような錯覚に陥った。サンサーンス、ベルリオーズ、ボロディン、シベリウス、プロコフィエフ、リヒャルト・シュトラウスなどの名前は見えぬものの無難な着地だ。
そうそう、ブラームスがいない。この12名にブラームスを足して13に仕立てようという巧妙な意図である。
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