パズルセイバー
昨日の記事「平均律交響曲集」の余韻。この手の「調性取り揃え系パズル」において鬼門なのが以下の3種の音。
- 嬰ハ=変二
- 嬰へ=変ト
- 嬰ト=変イ
これらを主音にすると長調でも短調でも作品数が少ない。今回マーラーの5番で嬰ハ、ハイドンの45番で嬰へ、エルガーの1番で変イがそれぞれ存在したおかげで、パズルが完成した。これらはパズルセイバーというわけだ。これらの調は難易度が高いということだ。調号としてのシャープやフラットがてんこ盛りされる。長調を前提にすると嬰ハはシャープ7個、嬰へだって6個必要だが、短調に挿げ替えるとそれぞれ4個と3個で済む。
一方嬰トは長調だとシャープ8個だ。6個と1個のダブルシャープにでもするんかいな。これは異名同音で変イとすることでフラット4個で収まる。
ピアノソナタや弦楽四重奏でやるにしても相当むずかしい。ヴァイオリン協奏曲だと絶望だ。
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