清掃という特効薬
次女の部屋跡地のマイルーム化が進行中だ。あれこれ忙しい部屋に母が顔を出した。「普段掃除できない個所をこの機会にやったら」という提案をしにきたという。次女が去ってふさぎ勝ちな母の意外な言葉に、即同意した。気が変わらんうちにというのりだ。
普段家具に隠れている場所の掃除、カーテンレールの上、内外の窓ふきなど。とりわけ念入りなのがサッシの溝だ。ペットボトルに水汲んでこいとか、使い古しの歯ブラシや綿棒、爪楊枝が要るとか、濡れティッシュある?とか事細かである。サッシの溝の複雑な機構に知悉している感じ。歯ブラシで細部を漉しとったあと、爪楊枝や綿棒で積もったほこりをほじりだす。いつ以来かという泥の山を水で流す。
あれ?
なんだろう。次女が去って以来青息吐息だったのが、元気である。ピカピカになった部屋を眺めて次のネタを探す感じに暗さはない。
その手があったか。
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