学生時代最後の演奏会で、マーラーの第五交響曲を演奏した。演目決定の時から波乱ぶくみだったが、やってみてからも大変だった。フィナーレでチェロが一人走り出す主題のところが、マーラーのバッハ研究の云々という話が付いて回る。当時はふむふむという感じだったが今では「どこがやねん」という感覚だ。
19世紀末に音楽的教育を受けたドイツ語圏の作曲家として、一定の影響はあるに決まっているが、特定の作品の一部を表面的に取り上げて作風の反映と短絡させるべきではなかろう。
良しあし抜きの作品への反映という意味ならブラームスの足元にも及ぶまい。
セバスチャン閣下もお怒りだ。
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