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2023年9月13日 (水)

2個イチの起源

バッハのオルガン自由曲には2曲一組を標榜するものが多い。「前奏曲とフーガ」「トッカータとフーガ」「幻想曲とフーガ」などなど。どれにも「フーガ」が入っている。「フーガ」を聴かせることが目的で、その前に「前奏曲」「トッカータ」「幻想曲」が置かれると申していい。

ところがだ。ブクステフーデのオルガン自由曲41曲には、このパターンが1曲もない。

  1. Prelude 21曲
  2. Toccata 5曲
  3. Ciaccona 2曲
  4. Passacaglia 1曲
  5. Canzona  4曲
  6. Canzonetta 5曲
  7. Fuge 3曲

以上だ。

ブクステフーデの作品は自筆譜が残されておらず、すべて他人の筆写譜による伝承だ。我々の眼前に残された作品は幸運の賜物だ。散逸した作品の中に、「前奏曲とフーガ」があったこもしれないから断言にはなお慎重を要する。偶然の産物であるなら、なぜ、バッハ型2個イチが偶然1つくらいは残ってもよさそうなものだ。筆写するに足る優秀な作品が「2個イチ型」にはなかったということか。

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