いつ以来か
たしか独身時代、80年代の終わりには部屋にレーザーディスクプレイヤーがあった。結婚して子供が生まれると落ち着いてクラシックの映像を見ている暇がなくなった。時代がDVDに代わって少々のソフトはあるにはあったが、再生がパソコン頼みとあって、とてもじゃないが落ち着いた鑑賞にならなかった。
妻が他界して子育てが日常の中央に居座るようになると、音声の鑑賞でさえ思うに任せなくなっていった。住宅ローンと教育費用の重圧がそれに拍車をかけた。わずかにマイカーの中でのみ音楽にありつけるというありさまだった。
このたびの次女の部屋跡地のマイルーム化は、いつ以来かも思い出せないくらいの映像ライフの復活だ。
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