見よ父の我らに賜いし愛の
BWV133、BWV151とともにクリスマス3日目を構成するBWV64「Sehet,welch eine Liebe hat uns der Vater erzeiget」である。ライプチヒ着任の年のクリスマスの3日目の初演。「御子の降誕は、すなわち言葉の肉体化」云々と説明されてもさっぱり。
「Rauch」(煙)を主役に据えた第3曲のソプラノのアリアにおけるヴァイオリンの煙っぷりに耳が行きがち。見事な描写というにはあまりに啓示的。
ディースカウ先生の出番は、わずか1分半のレチタティーボにとどまる。「天国は私の確信である」ときっぱり。続くアルトのアリアともども「天国礼賛」の流れ。フィナーレは合唱で、「だから高慢と華美は慎め」という論法かと。
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