ああ神よいかに多き胸の痛み
困った。BWV58「Ach Gott ,wie Manches Herzleid」は新年第一日曜日用のカンタータだ。ところが今年は「新年第一日曜日」と「顕現節後第一日曜日」が重なってしまう。仕方なくこちらを一日ずらして公開する。
この作品カンタータとしては異例で、合唱の出番がない。代わりにソプラノとバスの二重唱が両端に置かれている。驚いたのは第3曲のアリアでソプラノと絡む独奏ヴァイオリンが、ゲルハルト・ヘッツェルさんになっている。この人ウィーンフィルの名コンサートマスターで惜しくも事故で早世した。クライバーやバーンスタインあるいはベームのDVDでしょっちゅう出てくる。カラヤンのドボ8もだ。まさかこんなところで聴けるとは。カンタータ全体を眺めればヴァイオリン独奏はかなり見かけるが、ヘッツェルさんの独奏はこの曲だけだ。ブラームスのヴァイオリンソナタは私の愛聴盤になってもいる。
信仰そっちのけで盛り上がってしまった。
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