プロテスタントのしきたり
そもそもの話である。
プロテスタント教会では、毎日曜日ごとに朗読される使徒書簡と福音書の章句が規定されていた。牧師はそれに基づいて説教をする。教会音楽はその流れをアシストする位置づけにある。
讃美歌、モテットはその流れにあり、カンタータは到達点と心得ていい。
カンタータの終曲がたいてい「さあ、会衆のみなさんご一緒に」というような簡素な合唱になっているのはそのためである。
説教の部分がアリアやレチタティーボに相当する。オープニングが声楽を含まない場合、シンフォニアやコンチェルトという名づけになっている。
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